ミノタウロスの皿(初版1969, 加筆1977)
1969年9月に小学館『ビッグコミック』に掲載された(全22頁)。1977年に単行本が発売された際に加筆され、全36頁の作品となった。
1969年、4年前に大ブームを起こした『オバケのQ太郎』と並ぶ大ヒット作を期待されるも果たせず、『週刊少年サンデー』の連載陣から外れていた藤本のもとに、『ビッグコミック』から執筆依頼が来た。当初、藤本は「子供向け漫画ばかり描いてきたから」と断ったが、当時の同誌編集長・小西湧之助の熱意ある説得に応じて引き受けた(1)。こうした経緯から描かれた本作について、藤本は小西編集長が話してくれた、残酷な展開を持つ民話(注釈 2)から着想を得たと書いている(1)。 大人向けコミック誌である『ビッグコミック』に執筆することに対し「自分の絵は子供向きでダメ」と難色を示す藤本に、小西は「かわいい絵だからかえって怖い」と執筆を薦めており、実際に仕上がった本作の原稿の感想を「背筋に寒気が走るほど興奮した」「怖かった」と語っている(2)。この作品の好評をきっかけに、藤本は『ビッグコミック』と『S-Fマガジン』を中心に大人向け漫画を長きに渡り、多数発表するようになった(1)。
この時の短編は100作品ぐらいが短編集としてまとめられている
@Victim_Girls: 私の描くエロ漫画の根底にある思想は藤子F大先生の「ミノタウロスの皿」なので、地球人類はみんなあの名作を読んでほしい… 基素.icon
最後のコマで主人公がビフテキを食べる表現は(おそらくこの漫画の後擦られた結果)やや説教くさい表現になってしまっている 今だったらどうだろう、主人公にはミノアを泣きながら食べて、戻すだろうか?
https://youtu.be/njbX1PpfUQ4?si=ri88RI9Kvgu1iZwY